雨や湿度は体にどんな影響があるの?
雨や湿度の高い梅雨の時期は、体にも大変大きな負担がかかります。
気温の寒暖差があり体温調節が追い付かず不調をおこしたり、気圧が低く自律神経のバランスが乱れがちになり、湿度が高く体の水分代謝や食物の消化吸収の働きが減少します。また、雨や曇りの日が多いと、日照不足になりセロトニンという幸せホルモンが不足しがちになります、セロトニンが不足すると、精神的にも不安定になりやすいです。
体に現れる症状では、体が重怠い、頭痛、めまい、ふらつき、手足がだるい・しびれる、下痢、お腹が張る、残便感、尿の量が少ない、足のむくみ、湿疹、膝や腰の関節が痛い、動悸、息切れ、痰が出る、口内炎、口角炎などです。
改善方法としては、食事、運動、睡眠、などの規則正しい生活をすること、冷たい食べもの、飲み物を避け、温かいものを取るようにする、暴飲暴食は避ける、また甘いもの、刺激物や味の濃いもの、油こいものも避けましょう。できれば、ゆっくり良く噛んで食べましょう。
東洋医学では、雨や湿度の高い時期に働きの低下する臓腑(内臓)があります。
それは、「脾」といいまして、西洋医学では膵臓や十二指腸などの消化器系になります。
「脾」の働きは、(運化を主る)といい、体内の水液の調整をしています、また(昇清を主る)といい、栄養物質を吸収し全身に送る働きをしています。
そのほか(統血を主る)は、血便、血尿、不正性器出血などの出血が起こらないように働きます。
少し、専門的になりましたが、雨や湿度の影響は、特に体の消化器系にあります。
鍼灸施術は、働きが低下した臓腑(内臓)や経絡(気のルート)を改善し症状を緩和します。
梅雨に時期に、上記の症状にお悩みの方は、当院にご相談ください。
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