ふくらはぎを揉むと夜間尿の回数が減る?!
- ミヤコ東洋鍼灸院・整骨院
- 2月3日
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夜間に小便に何回も行きたくなることを、夜間尿といいます。
夜間尿の原因は主に3つあります。
1つ目は、尿の量が多いこと。寝る前に水分をたくさん取ったり、薬の副作用や心不全、腎臓機能の障害などが挙げられます。
2つ目は、膀胱が小さく尿を少量しか溜められないため、膀胱が過敏になり、ちょっとしか尿が溜まってなくても、尿意を感じてしまいます。この場合は昼間も頻尿なことが多いです。また、男性の場合は加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫することがあります。
3つ目は、睡眠障害で眠りが浅いなどで、睡眠に問題があるのに尿意で起きたと勘違いし、目覚めるたびにトイレに行ってします場合です。
そして、夜間尿が続くと,むくみが強くなりやすいです。
また、日中座り姿勢や、立ち姿勢で長時間過ごしていると、重力で血液が足に溜まりむくみが生じます。
そのまま寝ると、脚に溜まった血液が心臓に戻ろうとし、その過程で腎臓の血液が増します。すると、余分な水分で尿が活発に作られ、夜間に小便に行きたくなります。
夜間尿の改善方法は、膀胱トレーニング、生活習慣の改善、ふくらはぎマッサージなどがあります。
膀胱トレーニングは、膀胱の容量を増やすためトイレに行く間隔を徐々に延ばす訓練を行い、膀胱が尿を溜められるようになることで頻尿、夜間尿を改善します。
生活習慣の改善は、カフェインやアルコールの摂取を控え、就寝前の水分の摂取を減らします。
そして、ふくらはぎをマッサージをしてなぜ夜尿症が改善するのかというと、ふくらはぎは筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで、血液を心臓に戻す筋肉ポンプのような役割をしているからです。しかし、加齢や生活習慣の乱れにより、この筋肉ポンプが衰えてしまいます。尿は血液と共に腎臓で作られるので、血流が悪くなれば、尿が効率よく作られなくなり、それがふくらはぎに停滞してしまいます。ふくらはぎが第二の心臓といわれる所以です。
東洋医学的にも足の裏、ふくらはぎ、太ももの裏、臀部、腰、背中にかけて足の太陽膀胱経をいう経絡(気が流れているルート)があます。
また、足の太陽膀胱経は腎蔵、膀胱の内臓にも経絡が繋がっています。
膀胱トレーニング、生活習慣の改善、ふくらはぎマッサージをしても改善しにくい,夜間尿でお困りの方は鍼灸施術がお勧めです。
鍼灸施術は体質改善により、腎臓、膀胱の働きを改善していきます。
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