花粉症を東洋医学で考える。
花粉症を東洋医学的に考えると、、体質的に元々弱かったのところが、生活環境の変化やストレスなどで経絡臓腑のバランスが崩れ、免疫力が下がり鼻炎や花粉症のアレルギー反応が出ます。
特に、花粉症などのアレルギー反応の影響を受けやすい臓腑経絡は「肝」「脾」「肺」です。
「肝」は気の流れをスムーズに行うという働きがあります。
しかし、ストレスなどで精神機能が乱れると気が停滞し、「気滞」を起こし気の流れがうまく働きにくい状態になります。
「気滞」が長期間続くと、体の内で熱化していきます。
背中にニキビ様の吹き出物ができたり、顔にもできのはその為です。
熱は上に上がる性質があるので、腰よりも背中や肩甲骨の間など上部にできやすいです。
また、顔は体の一番上にあるので、余計鼻や眼、喉に炎症が起こりアレルギー反応として出てきます。
「脾」は内臓でいうと、消化器系になります。
食生活で暴飲暴食をしてしまったり、油っこいものや、味の濃いもの・辛い物・お酒・スイーツなどの甘い物を多く取ると、体の内の水分が停滞し熱化してしまい、水分と熱が合わさり「湿熱」を起こします。
「湿熱」が起こると、胃もたれや胸やけ、ゲップ、お腹が張る、吐き気、口内炎、口角炎、口臭強くなる、便秘などの症状が出ます。そして、空腹感は有りよく食べれるが、食べた後にしんどくなったり、膨満感が出ます。また、アレルギー反応も強くなります。
「肺」は西洋医学でも一緒ですが、呼吸を主っています。
春は三寒四温で温かくなったり、寒くなったりして気候が安定しませんが、そんな時は「肺」の働きも弱まり風邪をひきやすくなります。
風邪をひき、少し微熱がある際は鼻や気管も炎症があり「風熱」という状態になります、「風熱」の時は花粉症の症状も強くなります。
最近、花粉症が収まっていた方や、そんなに強い花粉症ではない方でも、ストレスが多かったり、食生活が乱れていたり、疲労がたまり寝不足で風邪ぎみだったりすると、アレルギー反応が強くなり、花粉症になるかもしれません。
東洋医学の鍼灸施術は、体の気血、経絡臓腑を調節し体質改善をはかり健康な体をつくります。
花粉症でお悩みの方は、当院にご相談ください。
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