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東洋医学は痛みを分類します。

「不通測痛」

通じざれば則ち痛む、と読みます。

東洋医学で痛みの原因を挙げると、「気滞、痰飲、お血、熱邪、外邪」があり、痛みの種類も「脹痛、重痛、刺痛、灼痛、冷痛、隠痛、せい痛」があります。

専門用語が多いので詳しくお話します。


脹痛は気滞によって起こります、気滞はストレスにより気の巡りが悪くなりことにより起こります。

イライラしたり、すぐ怒ったり、焦る気持ちが強くなって、胸や脇、お腹に膨満感を伴います。


重痛は痛みに重い感覚をと伴い、頚や四肢手足、腰によくみられます。

湿邪が気血の流れを阻害して起こります。

湿邪とは、体の中に停滞した過剰な水分で、飲みすぎ、食べすぎ、運動不足により体の中の水分が上手く排泄されずに起こります。

むくみや湿疹、鼻炎にも影響します。


刺痛は針を刺した様な痛みのことをいいます。

これは、お血が原因で起こります。

お血とは、気滞(ストレスなど)が長期間続くと血液の循環も悪くなります。

東洋医学では、血液は気によって運ばれると考えます、いわば血液は荷物、気はトラック、経絡(気のルート)は道路のようなものと考えます。

刺痛は特に、胸や脇、お腹、下腹、鼠径部に多く出現します。


灼痛は痛みに灼熱感があり、冷やすと楽になるものを灼痛いいます、逆に温めると悪化します。

気滞(ストレスなど)が強くなると、邪熱に悪化します。

空気も圧縮すると熱化するように、気も長期間うっ滞すると熱化していきます。

やはり原因は長期のストレスや運動不足によるものが多いです。

灼痛は、両脇部やお腹に出現しやすいです。


冷痛は患部を温めると楽になるものをいいます。

急に寒くなり体が冷えてしまい、気の巡りが阻害されて気滞を生じ痛みが発生します。

風邪をひいて節々が痛くなったり、腰が痛くなるもの冷痛です。

特に、頚や腰、お腹に出やすいです。


隠痛は疼痛が激しくなく我慢できるか、持続的に痛むものをいいます。

これは、気や血液が運行できなくなって滞って起こります。

体力が弱っていたり、ストレスや運動不足で慢性的に気滞を起こしていると起こります。

隠痛は、時に頸やお腹、腰に出現します。


せい痛はひっぱられた様な痛みをいいます。

これは、筋肉に栄養が不足しているか、滞っている際に起こります。

コムラ返りや筋肉の痙攣っもこてにあたります。

臓腑経絡でいうと、肝や腎の働きの弱りに関係があります。


詳しく話そうとすると、より専門的になってしまいましたが、東洋医学は痛みに対してもこれだけ分類しています。

鍼灸施術は、お一人おひとりオーダーメイドで施術していきます。

痛みや、なかなか改善しないお身体の悩みは当院にご相談ください。












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