春の季節と東洋医学
東洋医学では、季節ごとに身体のバランスが変化すると考えられています。
春は自然界のエネルギーが活発化し、新しい生命が芽吹く季節です。
東洋医学では、春は木の気というエネルギーが最も活発になり、風が強くなり気の流れも活発になります。
人もまた自然の中の一部ですので、春の影響を受けて気や血液の流れも活発になりやすいと考えられています。
逆に、身体のバランスを崩してしまうと、気の乱れを起こし体調が悪くなります。
春は臓腑でいうと肝と胆になります。
肝と胆は肝臓や胆のうの内臓だけではなく、肝臓胆のうを含む全身に繋がる経絡(気のルート)の総称となります。
身体の場所でいうと、腰や仙骨部、身体の側面部に経絡が流れています。なので、春先などにギックリ腰や痙攣、コムラ返り、寝違いになる方は肝経や胆経が弱っている可能性があります。
五行(木・火・土・金・水)という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、肝胆は木に属し、方角は東、酸味が良く、筋肉を主っています。
また、肝胆は気の調節をしていますので、気の流れがうっ滞を起こすと、肝胆に影響が出ます。
気のうっ滞を起こす原因は、ストレスや、疲労、気を使うことが多くなることです。
ですので、ストレスが多いと、ギックリ腰や筋肉の引きつりが起こります。
そんな時は、気の廻りを良くする酸味のお酢や柑橘系の食べ物を取るといいでしょう。
それから、軽いストレッチをすると効果的です。
春先の季節の変わり目にギックリ腰や、体調が悪くなる方は、体質改善の鍼灸施術がおススメです。
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