中国茶と日本茶は一緒ってホント?
お茶にはいろいろな種類があり、それぞれ味も色も香りも違うのですが、中国茶、日本茶に限らず、緑茶、ウーロン茶、紅茶、プーアル茶の茶葉の原料はすべて同じなのです。
これらのお茶の原料となるのは、茶ノ木(ツバキ科ツバキ属の常緑広樹)の新芽を積んで加工したものです。
ではなぜ、同じ茶葉を使い味や色、香りが違うのでしょうか?
それは、それぞれの発酵の方法や度合いが異なるからです。
摘みたての茶葉は緑色ですが、ポリフェノールオキラターゼという酸化酵素が含まれていて、摘んだ後は徐々に発酵が進み、成分が赤みを帯びていき、発酵の過程で茶葉の色や香りが変化します。
お茶により発酵の方法がそれぞれ違い、緑茶は不発酵茶で、茶葉を発酵させないで作ります。
ウーロン茶は半発酵茶で、製造過程の途中で発酵を止めます。
紅茶は発酵茶で最後まで発酵させます。
プーアル茶は後発酵茶で、茶葉を積んだらすぐに熱して発酵を止めるのですが、その後に発酵させます。
お茶の効能もそれぞれあり緑茶の効能は、抗酸化作用、抗ウイルス作用、抗ガン作用、コレステロールを下げ作用、血糖の上昇を抑えるなどの作用があります。
ウーロン茶の効能は、消化を促進し脂肪を燃焼する、食べすぎによる膨満感を緩和する、利尿作用、精神を安定するなどの作用があります。
紅茶の効能は、食事中、食後の血糖値上昇を抑制する、体内の炎症反応を抑え脂肪の吸収を抑制する、高めの血圧を下げるなどの作用があります。
プーアル茶の効能は、血糖値の上昇を抑えて、ダイエット効果がある、便秘の改善予防、口臭や虫歯の予防、胃腸の働きを助けるなどの作用があります。、
体質や体の状態で、効果がある方、あまり効果を感じない方などおられると思いますが、いろいろ試しながらお茶を楽しんでいただけたら嬉しいです。
Comments