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コムラ返りをよくする方は、ぎっくり腰の前兆かも?!

コムラ返りとは、ふくらはぎを中心に足の指や土踏まずの筋肉が急に突っ張ることをいいます。

特に、夜寝ているときや朝方足を伸ばそうとした際、足が吊ったりします。

コムラ返りの原因はいろいろあるのですが特に多いのは、体が冷えて足の血行が悪くなったり、筋肉に疲労物質がたまったり、夏場などに汗を多くかいてミネラルを失い筋肉を収縮する制御機能が働かなくなり痙攣してしまい、コムラ返りが起こります。

東洋医学では、「肝は筋を主る」といい、筋肉の異常は肝の臓腑経絡(内臓や気のルート)が関係していると考えられています。

肝は気の巡りを調節していますので、ストレスや疲れが蓄積すると肝の働きが悪くなり、筋肉の引きつりや痙攣、しびれを起こします。

また、体の後面(頭頂から背部、腰部、臀部、下肢後面)には膀胱経絡、腎経絡が流れていますので、今腰が痛くなくてもコムラ返りを繰り返している方は、腰部や臀部の痛みのギックリ腰を起こす可能性が高いです。

軽いコムラ返りは長座姿勢で座り、膝を伸ばして足の指を手前に引っ張りふくらはぎを伸ばすと、改善します。

引きつりが強く、膝が伸ばせない場合でも、痛い場所を軽くさするだけでも少しずつ改善します。

また、痛い場所を蒸しタオルで温めてもいいでしょう。

普段気を付けていただきたいことは、夏場でも入浴時はシャワーだけで済ませずに、低めの温度の湯船に15~20分浸かって体を温めてください。

あとは時々、ふくらはぎのストレッチを行いましょう。

それでも、なかなかコムラ返りが収まらない、最近腰も重たく痛いという方は、当院にご相談ください。

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